2015年活発化したFX市場 FX大国日本の現状
世界中で取引されているFX。シェアに関してはアメリカやイギリスなどの金融工学先進国が最も大きいのかと思っていましたが、実際は日本がトップのシェアを誇るようです。
昨年度(2014年度)1年間の取引高は、なんと約4800兆円。推定では世界中のFX取引の過半数程度には達しているとみられます。実際の取引口座数は500万口座を超えており、日本人はFX取引が大好きな民族と言えます。
FXの魅力としては投資金額にレバレッジがかけられることが大きな要因とも言えます。最大25倍までかけられるレバレッジは、自分の投資金額10万円の場合、理論上25倍の250万円まで取引することが可能なので少しの変動で大きな値動きを起こすことができます。堅実、真面目と言われる日本人ですが、ギャンブル大国という側面もありFX資産運用に燃える人が多いというのも事実です。
レバレッジに関しては低倍率の設定も可能なので、初めての方やリスクを大きく背負いたくない方は低レートで行うことをおすすめします!
FXの口座数に関しては今年春の時点で以下の様な記事がありました。
昨年10月に実施された、日本銀行による追加金融緩和(いわゆる「黒田バズーカ第2弾」)以降、為替市場は活況を呈している。それまで1ドル=110円以下で推移していた米ドル/円相場は、3月には約7年8か月ぶりに1ドル=122円台に突入。こうした円安の進行を受け、国内のFX(外国為替証拠金取引)の取引金額も急増している。2014年10~12月期の取引金額は、約1760兆円に達した。四半期ベースでは、2005年以降の最高水準である。
//www.news-postseven.com/archives/20150417_316723.html
その後夏以降は相場も落ち着き、大きな値動きがみられなくなり、口座の登録数、取引金額は落ち着いているようだがシステムトレードなどの新しい技術の活発化にともない、若年層にもFX口座開設の増加傾向が見られるようである。